[通常モード] [URL送信]
普通の恋人気分(黎架様/ベルフラ)



普通にデートして、話題が尽きるほど話して同じ物を好きになったりと、そんな少女マンガ的思考の毎日に憧れる今日この頃。
でもミーは素直になれないし、現実もそんなに甘くはない。向こうがどう思っているかは知らないが、多分ミーの事はあまり考えていないのではないか。殺しの事とかナイフの事とか自分の事で頭がいっぱいなのではないかと少し心配になったりもする。まぁ考えた所で今が変わるわけではないので気にしないことにするけれど。

自室の扉がノックされた音で我に返る。普段ノックをするのはオカマぐらいなので無視を決め込んだのだが、ガチャっという音と共にベルセンパイが現れたので驚いた。

「やっぱ居るじゃん。せっかく王子がノックしてやったのに」

「ノックするのは当たり前ですー。何か用ですかー?」

「買い物付き合えよ」

「面倒ですー。適当に部下でも連れて行けばいいじゃないですかー」

「どうしても買いたい物があんの」

センパイがここまで言うのも珍しかったので大人なミーが折れてあげて結局買い物へ行くことになった。


外はやはり風が冷たくて指先からだんだんと冷えていく感じがした。

「で、何が買いたいんですかー?」

「んー。分かんね」

ただお前と出かけたかっただけだし。と照れる様子もなく言う所はさすがだと思った。でもその言葉は今のミーを満足させるには充分すぎる物で、言われたミーの方が赤くなっているんじゃないかと思うほどだ。

「センパイたまにはいいこと言うんですねー」

適当に理由をつけてでも一緒に過ごそうと思ってくれたのかは分からないが、それでも嬉しくてたまらなかった。

「王子がいいこと言うのはいつもの事じゃね?」

不意に頭の上からちゅっとリップ音が響き、髪の毛にキスされたことが分かった。

「な、何するんですかー。人前ですよー」

「んな真っ赤な顔で言われても説得力ねーよ」


普通の恋人気分
 (暗殺者にもたまにはゆっくり幸せな時間を)


-=-=-=-=-=-


きゃああ!!

甘いっ…

甘いベルフラ萌え←

王子優しい(≧∇≦)

フラン可愛いぃぃ!!


誕生日に黎架ちゃんに頂きました(*^^*)

ホントにありがとう!


 

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!