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愛してる。俺だけのお姫様。※微裏
 

「っ…あのー、ベルセンパーイ…///」

「ん?」

「さっきから何、してるん…ですかー?」

「見てわかんね?指舐めてる



は?と聞き返したくなる答え。

いやだから…



「なんでミーの指…舐めてるんですかー…///」

「ん?なんでって…だって俺王子だもん」

「答えになってませーん」



あぁもうこの堕王子は一体何がしたいのでしょうか。

いきなりミーの部屋に押し掛けて来て、勝手に人のベットに潜り込んでゴロゴロしてたかと思えば、いきなり呼ばれた。

だからミーは仕方なくベルセンパイのところに行ったのに…

その結果がこれですよ?

ホント何がしたいんですか、堕王子。



ペロペロと自分の指を舐める堕王子。

ミーの指はもう堕王子の唾液でグチョグチョになっていた。


チュッ…チュパッ…


「っ…///」



厭らしい水音が耳に届いて、変な気分になった。



「ししっ、もしかしてお前、これで感じてんの?」

「なっ…違いますよー!///」



挑発的な笑みを浮かべる堕王子に、ミーは全力で拒否した。



「なぁフラン?」

「なんですかー?……っんん!?////」



呼ばれて振り返ったら、ミーの口に堕王子が指を突っ込んで来た。


(は…?なんですか、コレ)



「舐めろよ」

「なんれれふか(なんでですか)…んっ…///」

「ししっ、王子命令だから♪」



ホントにいつかこの堕王子を殺したいと思った。

いや、殺してやると心に誓った。



「フラン…」



しばらくお互いの指を舐め合った後、(ミーは不本意)堕王子がいきなり甘ったるい声で名前を呼んできた。

不覚にもドキッとしてしまう。



「なん、ですかー?///」

「好き」

「っ…!?//////」



さらっと言ってしまうベルセンパイ。

ミーはその言葉だけで顔が熱を帯びてしまうというのに。



「ししっ、カエル顔真っ赤ー」

「う…るさいですー///」



ミーがそっぽを向くと、いきなり手を引っ張られた。

ミーはそのままベルセンパイに覆い被さるようにベットに倒れ込む。


 
「ベル、センパーイ?///」



突然のことに驚いていると、ベルセンパイにキスされた。


最初は軽く口に付く程度のキスを何度も。

そして途中からは溶けてしまいそうになる深くて甘いキスを。



「んっ…ふ…あん///」

「ししっ♪可愛いぜ、カエル」



センパイはそう言った後、ミーの耳元で小さく囁いた。



「Ti amo. Una principessa solamente per me.」


愛してる。俺だけのお姫様。




(お姫様ってなんですかー。ミー男なんですけどー)

(細かいことは気にしない♪)

(いや、気にしますよー)

(俺が王子なんだからお前は姫だろ?)

(はいはい)



 

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