[携帯モード] [URL送信]

小さな頃の幼く残酷な疑問
善と悪(6)


善だと信じてした事。
覚悟無きまま悪を実感した。
少年の心に負荷が掛かる。
娘は少年の力無き手から
鎌を奪い、己の胸を裂き死んだ。
どの道死ぬ運命。
自分を生かしていた父は居ない。

少年は村に帰った。
村人の醜く歪んだ
笑顔に迎えられた。
死ぬ間際の娘の顔は美しかった。


[前へ][次へ]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!