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小さな頃の幼く残酷な疑問
善と悪(9)
村人を殺し終え、
自分に向かってくる兄に
恐怖を覚え、妹は泣き叫んだ。
少年は妹を抱き締めたかった。
後一歩で妹が叫んだ。
妹と夢に出る領主の娘の顔が
重なる。
少年は妹までも、
殺してしまった。
自分の行動に気付いても、
もう遅く、村には自分
ただ一人だけ。
少年は自らの首を切り、死んだ。
もう村には誰も居ない。
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