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レノロド小説
本文A
『私は帰らせてもらう…』早退するなんて、かなりショックだったらしい
ツォンさんはスタスタとオフィスを出ていく


って事は、俺ら以外は出払ってるから、ここは天下だな、と


ラブホ代わり決定だな


ふと、目をやると…
何やってるんだ?
『ロッド、何してんの?』

『ん?引っ張ったら取れるかなって思ってさ…』
ヤベェ…こんな天然が可愛いんだよな、と。無意識にやってるから尚更可愛い。

後ろから抱き締め腰と膝裏に腕を廻しヒョイッと抱き上げオフィス奥のソファーに腰を降ろす。

そのまま軽くキスをし尻尾を撫でる。
気持ちいいのか?目を細める。犬の反応だよな…


さて…ここなら、直ぐにはバレないな、と

『こんな格好でなんでヤラないからな?消えるまで無理!!』
さすがロッド君、俺の事解ってるじゃん…

ギロッっと睨み警戒するロッド。そんな顔されたらヤル気が失せる。
『りょーかい、と。』

しょうがない。こんなロッドに惚れてるのだから


なんて考えてたら、いつのまにか俺の膝を枕にしスヤスヤと寝息を立て寝ていた。そんな姿を見ている内に俺まで寝ていたらしい






パタパタという音に目が覚め薄らと目を開けてみると、イリーナが携帯を片手に走り回っていた。
俺らの目の前で写メを取り入り口に向かって走る。
また新しい携帯を持って走ってくる


何で写メなんて取られてるんだ?


もしかして…耳?尻尾?っと思い出し、耳を触ると耳はまだ健在

こりゃ、やばいぞ、と


『ロッド、起きろよ、と。このままだと、見せ物小屋のパンダだぞ、と』
肩を揺すって起こすと、寝呆けているらしく

『パンダ!?何処?』
目を擦りながらボーッとした顔を見せる。可愛いぞ、と。寝呆けたロッドを抱き締め唇に口付けをし、ゆっくりと舌を侵入させていく
『んっ…レノ。』
寝呆けたまま俺の舌に自ら絡ませてくる。我慢出来ないかも?って考えながらも耳には黄色い声が聞こえた。間違いなく見せ物小屋のパンダになったな、と


まぁ、俺らに場所、姿なんて関係ねぇけどな、と。


やっぱり我慢出来るはずもなく抱き上げたまま足早にオフィスを後にした


続き?聞きたいのか?と。秘密だぞ。






ちなみに耳と尻尾が消えたのは一週間後だった。




ツォンさんはというと、いかにも珍しかったらしく、神羅カンパニー1F掲示板に写真が貼られていた。本人はそれもショックだったらしく、三日くらいオフィスを出なかった






Fin

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あきゅろす。
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