short*story angelic honey(ティキアレ) 神様なんて元々信じちゃいない だけどもし仮にいたとしたら、こんな感じなのかもと思うときはある。 「ティーキ」 ほら、例えば俺の目の前にいる可愛い恋人とか。 「なーに」 頬を赤くして俯く仕草とか 「…あ、あのね」 「うん?」 上目遣いの少し潤んだ瞳とか 「僕、ティキが大好き…!」 「うん、俺もだよ」 満面に浮かべた笑顔とか まるで 神の使い 優しく頭を撫でて 絹糸の髪に口付ける 真っ赤な顔は林檎のよう 可愛い可愛い恋人は天使 俺だけの天使 end…………☆☆ 「あなたは娘相手に何やってんですか!?」 「あちゃー見つかっちゃった?」 「見つかっちゃった…じゃない!このロリコン!」 「ひどっ アレンこそ口悪いの直したら?子供が真似するだろ」 「良いですよ?あなたが止めたら止めてあげます」 「二人とも、喧嘩すんなよー」 ←長男登場(笑) 「お兄ちゃん!」 「ほらー二人が喧嘩するから涙目になってんじゃん」 「「うっ…」」 「お兄ちゃん、どうしてママ怒ったの?」 「んー?ママはみっくんに嫉妬したんだよきっと」 「ちょっ!」 「はははっ」 「…なに笑ってんですか」 「;い、いやー俺って幸せ者だなって」 「もう!」 「じゃあ俺達は向こうであそんでるね」 「じゃねっママ、ティキ」 「「………」」 「なんか俺達の子供ってしっかりしてるよなー」 「あなたがそんなだからでしょ?」 「うっ痛いところを」 「しっかりして下さいね」 「…はい」 神様なんて元々信じちゃいない。 だけど時々思うんだ。 こうして 誰かを愛して 愛されて 生まれ落ちた命があること それはきっと奇跡と言う名の神様からの贈り物 そしてそんな天使をその身に宿して、育み産んでくれた 世界で一番大切な俺の愛する人は… 「アレンは可愛い天使を産んでくれた聖母様だな」 可愛い天使達と 愛する聖母様へ end.. 長々と書いてしまいましたが、いきなりティキアレ未来予想図です(笑) ティッキーは普通にいいお父さんになると思うんです。うん、しかも親バカで。 それで毎回アレンに怒られていればいいよ。 **title:「天使みたいな愛しい人」 [*前へ][次へ#] |