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「な、わかっただろ?
これはおまえのせいだって。」

「えっっ!?
な、なんで、僕のせいなの?」

カパエルは目を丸くして、ルディの無表情なかぼちゃ顔をみつめる。



「おまえは本当に馬鹿だなぁ…
よく考えてみろよ。
そんな危険なかぼちゃを俺にかぶせたのはおまえだぜ。
おまえがあんなものを作らなかったら、俺はこんなことにはならなかったんだぜ!?」

「で…でも、僕…魔女のことなんて何も知らなかったし…」

「おまえって奴は馬鹿な上に、そんな言い訳までするのか…哀しいな…
おまえは、俺が仮装の準備をしてる間、パーティ会場で、ただ、ぼさーっとしてたんだな。
俺だったらいつもおまえのことを考えてるから、まず自分だけそんな所に行ったりしないし、行ったとしても、おまえのためにこの町の情報をいろいろと皆から聞き出すだろうな。
だって、おまえに危険なことがあったら大変だからな。」

「ル…ルディ…君はそんなに僕のことを…」

純真なカパエルの瞳に、うっすらと涙が浮かぶ。



「……ま、仕方ないさ……きっと、これが俺の運命だったんだ…
でも、これからが大変だな。
かぼちゃの俺が働き口を探しに行っても、誰も仕事なんてくれないだろうし…
そうなったら、俺達、もうおしまいだな。
かっぱのおまえは干からびて、かぼちゃの俺は腐って死んでいくんだ…」

「そ、そんな…」

緑色のカパエルの顔がみるみるうちに青ざめていく…



「ぼ、僕、魔女に会ってお願いしてみる!
ルディの呪いを解いてくれるように一生懸命頼んでみるよ!」

「そうか…おまえがどうしてもそうしたいっていうのなら…そうするか。
じゃあ、皆が起きる前に出掛けよう。
いつまでもこんな格好をしてると怪しまれるからな。」

かっぱのカパエルとかぼちゃのルディは、まだ夜が明けきらないうちに、ひっそりと宿を後にした。



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あきゅろす。
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