はじまり 私が選んだのは 君より 貴方。 ******************* ある昼下がり。 太陽が優しく微笑んでいる中、とある大きな屋敷。 この屋敷は、ボンゴレファミリーが誇る最強暗殺部隊ヴァリアーの幹部たちの屋敷。 そんな危険な屋敷にフワフワの薄いピンクのワンピースを来た少女が。 『きゃー!』 そして悲鳴が響き渡った。 バタバタバタッ 「結衣!!?」 「どうしたぁ!?」 「うししし、敵?」 その悲鳴に何事だと駆け付けたヴァリアー幹部達。 しかし。 見る限り敵はいない。爆発物かと周りを見渡すが、次の一言でガックリ肩を落とす。 『みんなぁ!た、助けて! む、虫が!』 「「・・・」」 「しししっ、またやられたね」 「う゛ぉおい!!!虫ごときで騒ぐんじゃねぇ!!」 『だってだって!今にも飛びそΣぎゃー!』 虫ごときで大騒ぎしている少女。 結衣はヴァリアー邸のアイドルであり屋敷の主人の恋人。 [*前へ][次へ#] [戻る] |