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あっれー。
可笑しいな。



昨日は、飛んできた時間が時間で、ツナさんの部屋に設置してあるバスルームをお借りして(めさめさデカかった)、髑髏ちゃんにパジャマを借りて、「ベッド使っていいよ」のお言葉に甘えて眠りについたのだけど。










『(な、なんで隣にツナさんが!?)』







え、てっきりソファーで寝てくれるかと…。
てか一緒に寝ちゃったの?
同じベッドで?
しかも初日だよ?ねえ!
鼻血出そう!









「朝から鼻血なんて健康だね、舞衣ちゃん」



『ひぇえぇ!!!』







いきなり起き上がったツナさんに驚いて、後ろへ身を引いたら…案の定。
ベッドから落ちました。










「ぷっ…おま、馬鹿?つか、ひぇえぇって…」






くくく…と喉を鳴らして笑うツナさん。
かっこいいけどムカつきます。








「はあ…朝っぱらから笑わせんなよ。あ、珈琲入れて」






勝手に笑ったのはそっちです。笑わせるつもりは更々ありませんでした。


ツナさんはまだ眠いのか、小さなあくびをするとベッドから降りた。

…ってか、珈琲入れて?
え、モーニングコーヒーってやつですか?







『自分でいれて下さい!』



犯すよ?






そんなあああ!
朝から健全な女子中学生になんたる暴言!






「ごちゃごちゃ煩い。お前の初仕事だよ。豆を挽いて、ろ紙に入れて、お湯かければ、はい完成。さっさとやれ」




『…豆の挽き方わかりません』








そういうと、眉間に皺を寄せて溜め息吐かれました。








「教えるから覚えとけよ。まずは…」









そうして4,5分。
なんとか珈琲の入れ方を覚えて、眠たそうに書類を見つめるツナさんへと差し出したのですが。













「クソまっずい」



『な゛!』



「濃いし甘過ぎるしぬるいし。
俺の好みは砂糖は1杯半にミルクはなし。次不味かったら熱湯頭からぶちまけるから」










あ、ああああ…
なんかもう
一瞬にしてグッチャグチャのヘニャヘニャにされました。
だったら自分で入れれば良かったのに…!!!







「朝からメイドの調教か?楽しそうだな」











そう言いながらノックもせずに入ってきたリボーンさん。




つか、全然楽しくありませんから!

しかもメイドはペットじゃありません。
悪くても躾と言って下さい。






「あぁ…リボーン、良いところに来た」





グッドタイミング。とツナさんは立ち上がって何やらリボーンさんとお話し中。













嫌な予感がするのは私だけでしょうか。










「ったく…仕方ねー」



「悪いね」







じゃあよろしく。
というと、ツナさんはジャケットを羽織って部屋を出ていってしまった。















「んじゃ、俺らも行くか」



『へ?ど、どこに?』



「決まってんだろ。仕事だ」






え?
お仕事?
リボーンさんのお仕事に私も付き添うんですか?







「んなわけあるか」



『ですよね』




「だいたい、お前なんかが付いてきたら足手纏いだ。つか、その前に即死だ」






正論ですけど
不吉なこと言いますね!
やめて頂きたい!





「…話が反れたな。今からやんのはお前の仕事だ。…1日お前のお守りをさせられちまってな」




めんどくせえ。と凄く嫌な顔してらっしゃいます。
そうですよね。
でも傷付きます。






「取り敢えず守護者のやつらを起こしに行くぞ」



『は、はい』









 初仕事
(つか、守護者の方々寝起き悪そう…)
(気を付けろよ)
(何をですか!!)






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