聖なる蒼/スクアーロ
スクアーロは任務が終わったらすぐホテルに来てくれるらしい。
私クリスマスイブはスクアーロと午前中だけ一緒にいられたのだけど夕方から任務に向かうからとヴァリアー本部に向かって行った。
今日のようには戻れそうだとメールが来て今は18時本当に帰ってくるのだろうか。
18時と言っても冬ど真ん中の今あたりはもう真っ暗雪なんかが降ってもおかしくない雲行き……
今日の昼過ぎからホテルのパティシエに頼んでケーキの作り方を教えてもらった。
なんかお得意様なのでと顔が引きつっていた。クリスマスだかきっと忙しいんだろうな。
ブッシュドノエルを作り冷蔵庫へIN
ディナーはホテルの人に頼んでおいた。
「姫、帰ったぞぉ!!」
『スクアーロ!お帰り任務お疲れ様!ご飯食べよ!』
私は玄関までかけていきながらスクアーロに飛びついた。
「姫腹減ったぞぉ。」
『了解です!今フロントに電話かけて持ってきてもらうね!ディナーはさすがに作れそうになかったからね〜』
それから大急ぎでフロントに電話したらすぐ料理が届いた。
『おいしそうだね!』
「そうかぁ、俺いつもこんなんだからよく分かんねぇや。姫が喜んでくれるならここにしてよかったぜ」
それから二人で食事をしながらディナーを食べた。
すごくおいしいんだけど!!
『スクアーロじゃじゃじゃーん!ケーキを作ってみました!』
私は食べ終わってから冷蔵庫に置いてあってケーキを取りに行きスクアーロに見せた。
「おぉ、うまそうじゃなぇかぁー」
『よかった!パティシエさんに教えてもらったんだー!!』
「さっきのディナーより全然うまいぞぉ!」
といいながらスクアーロはぺろりとケーキを食べていた。おいしそうに食べてくれてよかった
「それとだこれから海行くからしたくしろぉ」
いきなり?
私たちはコートを着込んでスクアーロの高級車に乗り込んだ。
何度乗っても乗りなれないよ〜
「お゛いぃ、着いたぞ姫」
んなこと考えてたらついちゃったよ海!!
『きれいだね海、誰もいないし独り占めだ。ちょっと寒いけど……』
そういうとスクアーロは私のことを後ろから抱きしめた。
「寒くないかぁ?姫。」
『うん。あ、雪?』
海を見つめていると雪が降ってきた。
海に反射して雪がキラキラ輝いている。
「姫、手ぇだせぇ」
私が手を出すとつけていた手袋をはずし薬指に指輪をはめた。
輝くダイヤの石で雪がキラキラしている
『スクアーロ?これ……』
「婚約指輪だぁ」
『大好きだよスクアーロぉぉ!!』
私は感極まってスクアーロに抱きついた、やさしく包み込んでくれるように抱きしめてくれた。
雪と海がキラキラと輝いている
聖なる蒼
……
なんかタイトルあんまり関係なくねって思いました。
09/12/20
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