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 二人は、決して口には出さない何らかの理由で自殺を疑っている……いや、他殺を確信してる? そんな感じなのだ。


 「死のうとする母親が、あんな風に我が子を放っておくものでしょうか。ふつう、旦那の親か自分の親に預けると思うのですが」


 「ううん、最近の若い奴等は分からないからなぁ。情緒不安定だったっていうし。何か突発的な事が引き金になったのかも」


 「左手首の傷も、芹沢笑美本人がつけたにしては、必要以上に深い気がするんです」


 「確かにね。だけど、それだけじゃあ他殺の主張は出来ませんよ」


 「ま、気楽にいきましょう」

 宮北はレシートを掴んでレジへ向かい、緑は手洗いへと席を立った。















〜つづく〜





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あきゅろす。
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