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九龍受な文章

「やあだあっ。私、ねむいのーっ。」

こーゆーとき程、子供というものは厄介だと思い知らされたことはない。

夜に幾度も身体を重ねたふたりがベッドに入って、相手の服を脱がしながら、首筋から下に向かって時折漏れる甘い声を聞きながらキスしていって・・・・。

僕もまぁそれなりに興奮していくわけだ、あくまでもそれなりに。

中身の幼さはともかく、ルックスはいいからね、こいつ。

反応も不本意ながら可愛いとも思う。

不意に出した自分の声に恥ずかしそうに目を伏せるところとか。

僕が黙ってると何か言って欲しいのか、名前を呼んだりするところとか。

前にちょっとした悪戯心でここで本名でなく、偽名の方を呼んでやったら、思いっきり涙を目に溜めて見つめられた(本人は睨んでるつもりだったらしい)ので、それ以来はやってない。

そんな反応も興奮の材料になってしまうなんて、僕は相当参ってるんだろう。

さて、ここまで来たらもうやることは決まっていると言ってもいいし、拒否をするのも野暮ってものだと思わないかい?

だが、そんなものこいつには通じない。

眠気が性的な欲求に少しでも勝った場合・・・・先ほどのようなリアクションをされる。

今までの空気をぶち壊すかのように両手を突き出して僕を思いっきり拒絶する。

以前、強引に事に及んでやったこともあったが・・・・次の日拗ねて拗ねて手が付けられない状態になった。

別に拗ねてもチョコレートでもくれてやれば多少はマシになるのでそれは別にいい。

けど、妙なところで学習したのか、眠いときは僕を押しのけた後、手出しが出来ないように薄い布団を巻き込んで、アルマジロだかハリネズミだか・・・とりあえず丸まって身を守る動物のような体勢をすることを覚えてしまった。

こうなってしまっては流石の僕も手がつけられない・・・。

「おやすみなさい。」

そう言って目を閉じる無邪気な横顔を拝んでても仕方ない。

僕は起きろ、と身体を揺さぶってみるが、こいつは意味を成さない言葉で愚図って丸まり余計にガードが固くさせる。

そして、気がつくと穏やかな顔で規則正しい寝息を立てている。

頬をつついてみても特に芳しい反応はない。

完全に寝てしまったようだ・・・・・。

「・・・・僕の気も知らずに・・・・・・。」

一週間ぶりの夜の営みは眠気によって、またもやお預け。

一昨日も・・・・同じシチュエイションで断られた気がするな。

とりあえず、僕は落胆しながらも収まらない高ぶりを鎮める為にティッシュを数枚毟るように手に取った。



終わり



コメント
★つけたんだったら、ちゃんとヤれよって思った方すいませんoyz
原稿の逃避に書いただけですゆえ・・・・。
しかし、モーリィは優しいですね。
キャンドゥリ様だったら、引っぱたいて起こして、それから犯しますよ(うわ

それにしても、一人遊びモーリィお気の毒すぎる。


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あきゅろす。
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