創作な文章 7 それにしても、俺本当に旅に出てもいいんだなぁ・・・。 今まで両親に反対され続けてたから、いまいち実感が湧いてこないのだが、目の前に一緒に旅に出てくれる人がいると思うと、ね。 「ところで、出発はいつにする?」 一応、自分なりに準備はしているのだが、足りない物も色々とあるだろうし。 伯母・・・いや、お姉さんも村に来たばっかなのに『はい、しゅっぱーつ!』と言うわけにもいかんだろう。 「お義姉さんもここに来るまで、大変だったろう。少しくらいゆっくr」 「明日出発。ちゃんと準備しといてね。」 気を遣った父の発言は完全スルーで伯母・・・お姉さんはとんでもないことを言う。 まさかの『はい、しゅっぱーつ!』のノリでした。 今日ここに着いたばっかだってーのに、パワフルすぎるぜ・・・。 「明日なの!? それじゃ、急いで村長さんに挨拶しなきゃ。シトラス、行くよ!」 母は伯母の発言にさしてツッコミを入れず、それどころかナチュラルに受け入れる態勢のようだ。 だって、村長さんに挨拶って・・・村を出るときの決まりだもん。 長旅に出るときは出発前日までに村長さんに挨拶するっていう村の決まりがあるのです。 理由はよくわからんが、昔からの決まりらしい。 それを急いでやれってことは・・・本気で明日出発なんですか? 「ボヤッとしない! ほら、行くよ!」 「うわ、ちょ・・・待って!」 ズルズルと引っ張り出されるように母と家を出た俺は、急すぎる展開に頭がついていけず混乱するばかりなのでした。 ああ、夕焼けが綺麗だなぁ。 お隣さんからパンの焼ける匂いがする・・・俺んトコの今日の晩御飯なにかなぁ? 第一章(笑) おわり コメント 1年くらい前の文章だから若干グダグダですぬ。 とりあえず、あまり中2臭はしない感じに書いてます。 まぁ、ハイファンタジーって時点であれですがねw 時間が出来たら続きうpります。 [*前へ] |