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創作な文章

しかし、母の知り合いの魔法使いねぇ・・・どんな人なんだろうか。
 
さかさかと文字が書かれていく手紙を覗き込むと、俺には全然読めない記号みたいな文字が・・・うおう、これはエルフ語ってやつですか。
 
俺も半分エルフだけどそーゆーのは全然知りません。だって、魔法使えないし。
 
魔法が使えりゃ少しは勉強したんだけどな、だって魔道書はエルフ語で書かれてるし、たまに普通の文字で書かれてるのもあるけど。
 
とりあえず、これで相手が人間かエルフかってーのはわかった、うん。それだけ。
 
「シトラス、暇なら井戸から水汲んできて。」
 
母がそう言って、手紙を書く手を休めて、高さが俺の腰くらいまであるでかい水瓶を指差した。
 
「わかったー。」
 
手紙を再び書き始める母を横に、俺は着慣れていない歴戦の戦士(笑)の防具に手間取りながらもガシャガシャと外し始める。
 
首を捻ると上機嫌に手紙を書く母の姿、芋の次は泣きながらタマネギの皮を剥かされている父の姿が目に入った。
 
その姿にまだまだ先の話だというのに、まだ返事すら来てないというのに、俺の心は期待で溢れていく。
 
どんな奴なんだろうか、男なのか女なのか。とりあえず、いい人だといいなぁ。

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あきゅろす。
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