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夢見の部屋
ばっともーにんぐ、朝が来た。


うーん…うーん…


なんか体が重い…耳鳴りもしてるし。
風邪でも引いたのかな…



重い…重い…


ってかこの重さ…風邪のときの重さとは比べものにならないくらい重くない??



嫌な予感しかしないけど、うっすらと目を開けてみる…







「good morning拓弥。朝だぜ」




目を開けた そこにはなぜか 眼帯が
      これはいったい どういうことなの


              拓弥の心の一句





「……へ?」



ちょっと待って頭がついてかない!

まず…僕は鍵を閉めたはずだ!!



「doorごと壊したぜ」



そんでもって、僕に話しかけないで、つまり関わるなって言ったはずだ!!!




「俺が納得いかねぇから無視した」



なにこの俺様自由人!




「HA!猿と一緒にすんじゃねぇ!」



いや猿なんて一言もいってない!




「というか、心の声読まないで下さい…」




「Sorry、つい、な」




ついで済む問題じゃない。



「お、降りてください…」



「O.K.」




あ、ここはすんなりとい「これでいいか?」くわけもなかった。なんか持ち上げられたよ僕。




「ちょっ、降ろして…」




「お前のMotherに連れてきてくれと頼まれた。」




「…あんだーすたんど」



「発音が違う、understandだ」



武将に発音注意された。ていうかなんでこの眼帯は英語話せてんの?鎖国は?(←時代が違う)




そんなこんなで拉致られた僕は、眼帯と共に一階へ向かった。どうしてこうなった。


「あらおはよう、拓弥」




「お早う」




……眼帯がいた時点でわかってたけど夢オチじゃないんだね…詰んだ僕の人生(遠い目)




「…………ぉはょ……」



僕は極力誰とも目をあわせないように気をつけてあいさつをした。そして立ち去ろうとした。





「( ^^)/[包丁]」




おかんが笑顔で包丁持ってたから止めた。




「さてと!みんな集まったことだし、朝ご飯食べながら今後について話しましょう」



これは…朝ご飯なのか。どうみても夜ご飯並のボリュームなんだけどしかも僕のぶんだけ。




「仕方ないじゃない、拓弥がお寿司食べずに寝ちゃったんだもん」




だったらお寿司だけでいいよ…なんでフライドチキンとトーストがあるのさ…




「朝ご飯といったらフライドチキンはかかせないわよねぇ?片倉くん」




「このふらいどちきんなるものを食べることで、日中の仕事がよりはかどるように思われます」





片倉さんっていうんだあの人…
ていうか片倉さん、それは間違ってるよ大いに…

はかどるどころか胃もたれして病院行きだよ…




おかんに気づかれないようにフライドチキンを眼帯に渡した。



「拓弥、食わねえとMotherが「僕…からの、ぷれぜんと…」仕方ねぇ、貰ってやる」




あれ、なんか僕眼帯の扱いがわかったような気がする。今ので。





「とりあえず、拓弥。政宗くんたちから話は聞いたわね?」




この眼帯は政宗っていうんだ…
……眼帯の方がしっくりくるから眼帯でいいや…





「彼らはしばらくの間この家で暮らす。家族になるの」



「だからね拓弥。僕と関わるななんて絶っっっ対に言っちゃダメよ?」




僕は眼帯を見る。首を横にすごい勢いで降っていた(片倉さんは苦い顔で眼帯を見ていた)



どうやら告げ口したわけではなさそうだ。
おかんのエスパー力怖い。





「………わかっ、た」



「聞き分けの言い子でお母さん嬉しいわ(^^♪」




だって逆らったら怖いし!
ま、まぁ…編集室とかに籠もれば会うことはないし…そのぶん外にでる羽目になるけど。





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あきゅろす。
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