夢見の部屋
とぅるー、おあ、ふぉーす。
話を聞いてわかったこと。
ひとつめ。あの人たちはやーさんじゃないこと。
ふたつめ。あの人たちは武将だってこと。
みっつめ。あの人たちは違う世界から来たってこと。
よっつめ。行く宛がないからここに住むってこと。
いつつめ。おかんは快く受け入れたってこと。
むっつめ。あの人たちは僕と仲良くなりたかったってこと。
…………………まって、
「武将!?!?!?!?!?!?」
嘘!?確かに刀っぽいのあったけど!玄関にほうきと一緒に並べてあったけど!
「本当だ。これからしばらく世話になる」
「Nice to meet you,よろしく頼むぜ」
まじだ!この人たちの目は本気だ!
ていうか…おかんは、快く受け入れたんだよね!?
それってつまり…
「おかん=僕より格上=逆らえない=武将さんたちを受け入れるしかない…」
つまり、僕が今していることはただの悪あがき…
脱力した。僕は一気に脱力した。
今までの反抗はなんだったんだ。
「………おかんが、受け入れたなら、僕も、受け入れます、」
こういうしかないじゃないか。…そんなキラキラした目で見ないで2人とも!
「「拓弥…ありが「でっでも…!」…?」」
こ、怖いけど!ここはきちんとしておかないと…!
「ぼ、僕にあんまり話しかけないでください…!」
沈黙。
「ぼ、僕と一緒にいても良いこと起きませんから!!」
半ば放心してる2人を渾身の力で押しのけ、僕は扉を閉めた。何とか、追い出せたみたいだ…よかった。
ふと、時計に目がいく。
これは癖みたいなものだ。手持ち無沙汰になると時間を気にしてしまう。
「…8時…帰ってからもう2時間もたってる…」
本当なら、今からお風呂はいったりご飯食べたりするけど…
今はそんな気分じゃなかった。ただただ、眠りたい…そして夢オチになることを希望する…。
今日は疲れました。明日は平和な1日がおくれることを祈って、僕は眠りにつきますマリア様。
これは、僕の小説の引用文だ。
ちょっとした宣伝。いつか番外編で書きます…。
っていうか最後のは僕の仕事じゃないんだけど。
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