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夢見の部屋
はろー、不審者。

「ただいまー。」


ガチャッ


「おかん、あのPS何ー」



「Welcome back. 拓弥。」



「おかえりなさいませ。」



………………………パタン…………

な、なにあれなにあれなにあれ誰!?



「wait!待て!」


うわぁぁなんか呼ばれたぁぁあ!


………ガチャッ


「ぇ…。あ、あの、どちら様で…」



「あ、お帰りなさい、拓弥。ちょっと、座ってくれる?大事な話があるの。メールで書いたわよね?」



あ…本能的に逃げ出したい…。


そんなことは許される訳もなく。仕方なくおずおずと椅子に座る。
それをガン見してくる見知らぬ人。


…眼帯してるし、ヤンキーっぽいし、出来れば関わりたくない…

もう一人の人なんかもうヤクザじゃん…!
おかん、借金とかしてないはずなのに…!何で…?!


僕がぐるぐると思考を巡らせていると、おかんが
話し始める。



「あのね、拓弥。落ち着いて聞いてね。実は…」



き、聞きたくない…本能的に!



ガタッ
椅子から立ち上がる。静止の声を無視して走り出す…が。



わずか五秒後、おかんにより確保。
逃走、失敗。



「逃げるなんて、良い度胸してるわね拓弥?」



「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」



あの人たちも怖いけど、それよりもおかんが怖い…
あの人達も、苦い表情してるし…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「まったく、もう。話は最後まで聞かなきゃダメよ?」



「…………。
な、なに、話って…」



「あのね、実は…………








新しい家族ができたのよ♪」







…………………………………は?

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あきゅろす。
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