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小説







「なぁあんた、最近人が多いとこばっかにいるようになったよなぁ。一人が寂しくなっちまったのかぁ?」


「俺達が友達になってやろっか。お・と・も・だ・ち!」


「………」




ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら話し掛けてくる男達。


581番にそれに答える気はない。




「なんだよシカトかぁ?感じ悪ィなぁ」


「せっかく話し掛けてやってんだぞ?なんとか言えよな」


「………」




まるでそこには誰も存在しないかのように、黙々と作業を続ける581番。


その態度に、男達が顔色を変えた。




「おい、いい加減にしろよ?なにすました顔してんだコラ!」


「調子に乗りやがって!大体入ってきたときから生意気な奴だと思ってたんだよ」


「そうそう!なんかたまに安藤ちゃんと隅でこそこそやってるしさぁ?」


「…安藤ねぇ、あいつ520番達には優しいけど、俺らにはスゲェ厳しくね?なんっかムカつくんだよな」




581番に文句を付けていたはずが、いつの間にか安藤のことへと話を変える。




「えー?安藤ちゃん可愛いじゃん!俺ヤっちまいてー!」


「はぁ?お前ホモかよ!…いやでもいいかもな。ヤったらおとなしくなるかもしんねぇ。皆でマワしちまうか」


「わぁ賛成ー!」





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あきゅろす。
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