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小説







「わぁ!見て見て下條さん!変な魚がいるっ」



お出掛け、というからてっきり買い物にでも付き合わされるのかと思っていたら、昼飯を食いに行った後に連れて来られたのは、なんと水族館。
33にもなって家族連れでもねぇのに水族館…ありえねぇ。



「……マンタ、だな」

「マンタかぁ…ふふ、名前も変わってるね」



……でもまぁ、こいつが満足してんならそれでいい。


起きたのが昼過ぎで、それからだらだら準備して飯まで食って来たせいで、ここに着いたときにはもう四時を過ぎていて。
一通り見学して、ヒトデやなんやらを触れる体験コーナーなども見終わると、すでに閉館二時間前になっていた。



「下條さん!イルカのナイトショーがあるんだって!」

「んー…?ああ、行くか?」

「うん!」



イルカなんかで目を輝かせるこいつは、年齢以上にガキっぽい。
なのにセックスとなりゃ、こっちが圧倒されちまうくらいに色っぽいんだから驚きだ。
この普段とのギャップがまた俺を燃えさせるってのもあるんだが。





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あきゅろす。
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