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黄蝶
18
「お疲れ様」

『あぁ』

シャトルランを終え、寝転がる俺にタオルを落とし飲み物を隣に置いた青井に声をかけられる。

「自分の限界は越えれた?」

『んーー、まぁまぁかな』

「だろうね。今の翡翠なら後2回は行けたよ」

青井のこの厳しさがあったから、俺はずっと上を目指せる。

青井がこうしてより先に俺を行かせようとするから、俺はその期待に答えようと頑張れる。

青井というマネージャーの存在は、うちのバスケ部には結構大きなものなのである。

「テニス部、結構骨あるの揃ってたよ。特にレギュラー陣。それから、1年の越前リョーマ」

『へーー』

それは俺も見ていて思った。

記録に頼らなくてもわかることだ。

「まぁ、このままだと体力はヤバイかもだけどね」

『先生にそう言えば?』

そう、この結果でテニス部の顧問が求めてるのは、今の身体能力ではなくて、弱点だろう。

「結果だけ渡して後は考えてもらうよ。それから、バスケ部だけど・・・」

あぁ、そうだ。

こっちだって大事なことがあったのだ。

「やっぱり1年は体力作りからの方が良いかもね。2、3年との差がすごい」

『2、3年は?』

「皆向上はしてる。けど、もう少し翡翠に近づくといいんだけど」

『わかった。後は明日次第だな。おい、ストレッチ終わったらA班モップな。B班は青井の手伝い』

青井との話を終え、バスケ部に指示を出す。

それを見て手塚もテニス部を撤退させた。

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あきゅろす。
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