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黄蝶
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スポーツテストは次々と進んでいく。

「じゃぁ、5分後、最後にシャトルラン」

「えーーー!」

「最後に持ってくるかー、ふつう!」

「今長距離走ったばっかりだろ!」

青井のシャトルラン発言に、避難の声が飛ぶ。

「『最後だからこそ効力がある』」

俺と青井がはもって告げれば、口答えする者などいない。

「ちなみに、スピードは普通でいう50からだから」

更に青井が投下した爆弾で、テニス部の面々や新入部員は青ざめる。

俺達バスケ部はもう経験済みなため、なんとも思わないが。

それから、これはリタイア制で全員一斉に始める。

負けず嫌いならより底力を発揮するというわけだ。

「バスケ部はノルマ150だから」

「ならテニス部も」

スタートギリギリで青井により告げられたノルマに、手塚が添える。

「「「えーーー!」」」

あらゆる場所から悲鳴が聞こえたのは、聞かなかったことにしよう。

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あきゅろす。
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