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黄蝶
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『俺は3年の近江翡翠。バスケ部だからそんなに顔出せないけど、一応委員長です。よろしく』

最後に俺が自己紹介をして、簡単な自己紹介は終わった。

『じゃぁ、次は役割分担ね』

図書委員は、休みの日以外は本の貸し出しや返却、整理のために交代で図書室にいなければいけない。

その分担をするのだ。

『まず、部活に入ってる人は基本的に昼休みの仕事になるから、部活で無理かなって人はちょっと分かれて』

図書委員会の割合は大体7:3で帰宅部が多い。

帰宅部の方を副委員長に任せて俺は部活組の方に行く。

『俺らは基本的に昼の担当ね。今年は・・・』

ざっと人数を数えると俺を含めて10人いた。

2、3年生が5人と1年生が5人。

なんだか出来すぎているくらい完璧な人数だ。

『そしたら、1年生と2、3年生がペアになって曜日で決めようか』

それを口火に1年生と2、3年生に分かれてそれぞれ曜日を決める。

俺は金曜日になった。

1年生は越前君のようだ。

『よろしくね』

「ッス」

そこまで決め、お互いに軽く挨拶をして今日は解散になった。

ちなみに初っぱなの仕事は明日だ。

彼はちゃんと来るだろうか・・・

まぁ、来なかったら手塚にチクるか。

俺は彼の背中を見送りながらそんなことを考え、もう一方のグループの話し合いが終わるのを待った。

副委員長からメンバーの振り分け表をもらい確認すると、OKを出し、自主練をするために体育館へと向かった。

こうして俺は越前リョーマと初対面を済ましたわけだが、この時俺は、彼が今後テニス界を騒がすことになるスーパールーキーだということをまだ知らない。

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あきゅろす。
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