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RE:START(男主)
さらば、コガネシティ


「じゃあね〜、コウおにぃちゃん! シズクちゃん。またあそぼうね〜」


「コウさ〜ん。今度は、私とバトルお願いしま〜す!!」


「ブーイ」


「ワニワ〜!!」


「……」

 次の日。それぞれ、シズクはピジョット、ノアとシャインはプテラに乗ってどこかに行ってしまった。こういう時は、別れを惜しんだ方が良いのだろうが、俺が呟いた言葉は一言。


「疲れた」


 はぁと溜め息を吐く。


 あの後、シズクは棚を壊すわ、ノアは売っているお菓子を無断で食べるわ。トウリとシャインが何故か喧嘩になり、店の中でバトル擬きが始まるなど、様々な事があった。


 しかも、その後、もう遅いからポケモンセンターに泊まろうと2人に引きずられる形で一泊した。そこでも2人と2匹はどんちゃん騒ぎを起こし、ジョーイさんに、何故か俺も説教を受ける羽目になった。


 笑顔で怒ってますというオーラをバンバン出されるのが、あんなにも恐ろしいものだとは思ってもみなかった。


 そんなこんなでジョーイさんから解放されたのは、日付が今日になる頃。俺自身は、あまり寝なくても大丈夫な体をしている。けど、今回のは、何故か体に響いた。


 正直、命の危険があるような殺しの方が楽だ。きっと、小さな子供を世話している親はこんな感じなんだろうな。


「取り、あえず。研究所、戻ろっか」


「ワニワ!」


「ブーイ」


 確か、次の街がヒワダタウンの筈だ。その前にウバメのもりという、大きな森があるってヨウジが言っていたな。


「あ、その、前に、そだてや、行かなきゃ」


 危ない忘れる所だった。博士にそだてやの老夫婦から依然預けたポケモンを預かって来て欲しいって言われてたんだ。


 博士曰わく、そだてやは、ポケモントレーナーの手持ちを預かって育てる施設らしい。進化しないと見れないポケモンなんかもいるらしく、少し楽しみだ。


「行こっか、ダイル、トウリ」


「ワニワ!」


「ブイ!」


 嬉しそうな2人の声を聞きながら、俺達はコガネシティを後にした。



 

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あきゅろす。
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