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機動戦士ガンダム SEED ARTEMIS
8P

対艦刀を失ったにも関わらず、アクラルは接近戦を挑んできた。キラの繰り出すビームサーベルをフリーダムの腕を掴んで寸前で止め、そのままフリーダムの脇腹へと蹴りを繰り出す。

それを察したフリーダムが急速後退して回避するとそれを追うように腰部のレール砲を放つ。ビームシールドを展開して防いだフリーダムは、お返しとばかりに二丁のビームライフルを応射してきた。

そのライフルを銃身の向きと気配から狙われた部位と射たれる瞬間を察し、紙一重でかわしながらアルテミスもビームライフルを放つ。


『なるほど。…確かに強い』

「くっ、これなら!」


フリーダムはアルテミスのビームライフルをビームサーベルで斬り裂くという神業を持って回避した後、背中の8枚の翼からドラグーンユニットを射出する。オールレンジ攻撃で一気に決めるつもりらしい。


『フン、ドラグーンか。なら俺が本当のドラグーンの使い方を見せてやる』

「なっ!?」


キラは思わず呻いた。アルテミスの巨大な翼の根本から先端にかけて中央に一本の亀裂が走ったかと思うと、そのまま上下に分かれ、6枚の翼となったのである。
しかし、キラが呻いたのはそこではない。キラの目前で分離した中型翼と大型翼から夥しい数のドラグーンユニットが射出されたのだった。

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あきゅろす。
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