[携帯モード] [URL送信]

へいぼんぴえろ
拒否権
もうすぐ夏休みですね。

夏休みに入る前に掃除をしなければいけませんねぇ。

『鈴和、写真出来た?』

「なっちょノック位しなさいよ!!」

『ああ、失礼。それで出来ました?』

「出来たよ。はい」

そう言って鈴和は僕に茶色い封筒を渡した。

『確かに。ありがとうございます。まだありますよね』

「なっある訳ないでしょ。それが全てよ。」

『あるじゃないですか、ネガが』

「はぁ?そんなの聞いてない!」

『聞かれませんでしたから。ほら、早く出して下さい。異論は認めません。』

「いやに決まっているじゃない!ふざけないでよ!」

『何言ってるんですか。あなたに拒否権なんてもの存在しませんよ。』

「わかったわよ。出せばいいんでしょ、出せば。」

乱暴な手付きでネガが入っているであろう封筒を押し付けてきた。

『一応確かめさせてもらいますね。』

・・・・

『これ全部僕じゃないですか?』

「あっヤバ間違えた!」

『まったくそそっかしい人ですね。』

「あんたって地味に人気なのよ。知ってた?」

『へ〜そうなんですか。』

「興味無さそうね」

『同性にモテたって嬉しくないです。』

「一応異性よ。」

『成程、もっと遠慮したいです。でっテニス部のネガはどこにあるんですか?』

「はい、これよ。」

『ん。そうみたいですね。確かに預かりましたよ。それじゃあ。』

「行ってらっしゃーい」

next.


アトガキ

久しぶりの更新です。

正直主人公がどんなキャラなのかわからなくなってきた。




2010.1.4 コウ


1/1ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!