へいぼんぴえろ
旧友との再会
「チィース」
「遅いぞ越前」
後ろ姿しか見えませんが顧問の方でしょうか?越前君を叱っています。
「すみません、手塚部長。迷っている人を道案内してたらこんな時間に・・・」
成程、僕を遅刻の理由にするために案内したのですか。・・・ん?手塚?どっかで聞いたことのある名前だな。どこだったけ?
「えーおチビが!?うそっぽいにゃ」
横槍を入れた方は"人"なのでしょうか?僕には猫にしか見えません。
「言い訳は見苦しいぞ越前。グラウンド20周」
「・・・ウィーッス」
結局は走らさせれるのですね。ご愁傷様です。
さてと僕もそろそろ仕事を済ませないとあの人が五月蝿いでしょうね。
『すみませーん。氷帝学園の者ですけど、合宿の資料を届けに来ました。』
―ガチャ
コートを取り囲んでいるフェンスの扉が卵みたいな変わった髪型の人によって開かれた。
「ああ、ありがとう。・・・えっと見かけない顔だね。君は?」
『あっはい。最近テニス部に入部しましたマネージャーの如月綾です。』
「そうなのか。俺は副部長の大石だ。」
何だか宍戸先輩と似ていて苦労人って感じがします。
「へぇーそうなんだ。俺は不二周助。よろしくね?」
わー笑顔がまぶしい。王子様みたいだ。ホンっト世の中不公平だ。神様のバカ野郎ー僕もあんな顔で生まれたかったぜコンチクショー
『よろしくお願いします』
―ドサ
何かが落ちる音がした。
「手塚部長!?どうかしたんすか?」
手塚…手塚…手塚……あっ思い出した!
『手塚ってもしかして国光?』
「やはり綾だったか。久しぶりだな。元気だったか?」
そう言って国光は微笑んで僕の頭を撫でた。
next.
アトガキ
主人公は手塚の表情を読み取れます。
次ぐらいで青学編は終わる予定です。
予定ですけどね。
2009.10.18 コウ
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