へいぼんぴえろ
お昼寝
「ん・・・あれ何で跡部部長がいるんですか?」
目が覚めたらそこは裏庭ではなくて、テニス部の部室でした。
これは夢か!そうだ夢だ!夢であってくれ!
跡「おい如月何でサボった、アーン?」
僕の問いは無視ですか。
軽く傷つきます。
「サボった?ああ、授業の事ですか?」
跡「違う。朝錬の事だ。」
「朝・・錬・・・?そんなものあったんですか?」
面倒臭いのでしらばっくれる事にしましょう。
それにしてもさっきから変な視線を感じます。
何かを探るような視線を感じます。
一体何なんでしょう?
跡「アーン、お前昨日の俺様の話聞いてなかったのか?」
「・・話・してましたっけ?記憶にないですね。」
忍「聞いてなかったんか?昨日跡部が"だいぶ練習になれただろうから明日から朝錬にも参加せい"言うとったやん」
忍足先輩居たんですか。
「そうでしたっけ?」
跡「・・・お前・・そこに正座しろ!!」
どうしたんでしょう?
跡部部長、ナワナワと震えています。
「あっはい。」
跡「1時間だ。」
「へ?」
跡「1時間正座していろ。」
「えっ何で僕がそんなk「いいから黙って正座してろ!!」・・・はい。」
チックショー絶対恨んでやる。
あんの俺様黒子野郎が。
別にいいじゃないですか朝錬サボるぐらい。
大体朝錬は選手自由参加なんだからマネージャーも自由参加でいいじゃないですか。
アーなんかムカついてきた。叫びたい。
鳳君に頼んで黒魔術教えてもらいましょうか。
忍「Σ習って何するつもりや!」
僕の心を読むとは、まさか!!
「忍足先輩って黒やったんですか?」
忍「全部口に出とったで」
「マジですか!?どのくらい出てましたか?」
忍「どのくらいって"チックショー〜"あたりから"教えてもらいましょうか"までやで」
「全部やないですか!」
恐る恐る跡部部長の方へ視線を向ける。
案の定、跡部部長は鬼と化していた。
ここはひとまず逃げましょう。
逃げるが勝ちです。
―ガシ
えっ
跡「逃がさないぜ、アーン。」
逃げる為に走り出そうとしたら跡部部長に手首をつかまれた。
「チッ何か用ですか?跡部部長?」
跡「何か用かじゃねーぞこのじゃじゃ馬が!!」
―ムニーン
跡部部長が僕のほっぺを力一杯引き伸ばす。
「いひゃいれすあひょへふひょう(訳:痛いです跡部部長)」
跡「アーン?何言っているか分からないな?」
「ひしく!おひ!(訳:鬼畜!鬼!)」
―パッ
跡部部長は満足したのか手を放した。
跡「次は無いと思えよ如月。」
「一応覚えておきますよ。」
頬をさすりつつ僕は答えた。
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アトガキ
あれ?ジローと絡むはずが跡部と絡んでる!!
なんでだ!
2009.9.6 コウ
2009.9.19(修正)
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