へいぼんぴえろ
(*)出会い 〔拍手〕
鳳長太郎と如月綾の出会いは入学式当日の朝だった。
鳳は珍しく寝坊して走っていた。
近道として校舎の裏の道を走っていたときだった。
―ドン
スピードを出し過ぎて角を曲がり切れず木にぶつかった。
―ドサ
ぶつかった木から何故か綾が降ってきた。
「イッテー。背中うった。マジいてえ。地味にいてえ。」
綾は涙目で唸った。
鳳はどうすればいいかわからず呆然としている。
そんな鳳に綾は立ち上りながら声をかけた。
「君が起こしてくれたのですか?」
鳳「え!?」
「いや〜助かりました。ほんとありがとう。それでは。」
そう言って綾は走り去ろうとしたが何かを忘れていたのか振り返った。
「僕の名前は如月綾、君は?」
綾は無邪気に微笑み言った。
その微笑みにこころなしか鳳の顔が赤い。
鳳「おっ鳳。鳳長太郎」
どもりつつも鳳は答える。
「同じクラスのなれると良いね。鳳君!それじゃあ運が良かったらまた会おう。」
これが鳳長太郎と如月綾の出会いだった。
=あとがき=
視点を変えて書き直してみました。
ちょこちょこセリフもいじってみました。
これで少しは改善されたと思います。
2009.8.25 コウ
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