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石楠花物語小学校時代
オッパとの別れ

同・脱衣場
   男女合同で着替えている。

麻衣「嘘…」
健司「俺達子供で良かったよな…」
磨子「てか男共、いやらしそうな人ばかり…。」

   脱ぎ始める子供たち。健司、ニヤニヤと千里を見る。

千里「何、何だよぉ…」
健司「お前って…男だったんだな。」
千里「分かってる癖に!!意地悪!!あっ!!」

   慌ててかけていく。

千里「僕、先にちょっとおしっこ!!」

   他メンバー、クスクス。

小町「あんなお尻丸出しのまま行っちゃった…」 
公子「何かあの子って憎めないと言うか、妙に何やっても愛着持てるよね。」
麻衣「ふんとぉーに…何て可愛い子。」
磨子「苛めたくなっちゃう。」

   女子たちキャーキャー。健司、むくれっつら。


同・浴室
   前景の子供たちが入るが、呆然と固まる。

小町、公子「え?」
麻衣、磨子「何これ…?」

   辺りは土作りで古代的な簡素なお湯。

健司「これって…風呂か…?」

   そこへ千里、前を押さえて入ってくる。
 
健司「おぉ、ん?」

   千里を見る。

健司「何やってんだ?その手外せよ。」
孝太「そうだよ、まだ子供なんだし…女みたいに隠すなよ。」
千里「違うもんっ!!」

   じたばた

千里「おしっこ!!」
健司「はぁ?今行って来ただろうに?」
千里「出来ないよぉ。だってあのトイレ変なんだもん!!」

   麻衣、お湯に少しずつ入る。

健司「おいっ!!」
麻衣「でもお湯は本物で気持ちいいに。」

   小町、公子、磨子も入る。
  
小町「本当だ。いいじゃないの、細かい事はあとで考えれば。」
磨子「そうそう!!時間の無駄よ。」
公子「とりあえず今は、」
健司「んだな、」

   飛び込む。

健司「ふーっ!!」
麻衣「ちょっとぉ、水飛ばさないでよね!!」

   キョロキョロ

麻衣「でもこんなの…手の込んだ企画ね。」
磨子「本当に縄文時代みたい。」

   子供たち、わいわいと入っている。

麻衣「ん?」

   はっと何かを見る。

 
同・脱衣場
   前景の子供たちが着替え終わる。

麻衣「でも何か、すごく不思議な所だったわね。」
健司「あぁ、少し怖かったけどな。」
千里「あんな仕掛けが出来てるんだね!!又行けるもんなら行ってみたいや。」
磨子「私も…」
 
   8人、不思議そうにぽわーんとしながら出ていく。 


   バスの中では、それぞれ無言で乗っていく。


茅野駅
   子供たち

孝太「千里、じゃあ…君はいつ帰るんだ?」
千里「え、明後日だよ。」

   微笑む  

千里「とっても楽しかった、みんなのお陰だよ。本当にありがとう!」
健司「俺もだよ、」
孝太「俺も、」
操「僕も。」
麻衣「私もだに、」
磨子「勿論私もに決まっているじゃないの!」
公子「あったりまえでしょ。」
小町「えぇ。」
 
   全員、微笑む。

千里「何だか又、京都へ帰っても色々と頑張れそうだよ。」
健司「へー、長野へは来ないのか?」
千里「又夏休みに来ると思うよ、そしたらその時に。」
麻衣「えぇ、約束!」
磨子「又遊ぼうな。」
千里「うんっ!!」

   駅舎へと入っていく。

孝太「じゃあ、俺達もこれで行くよ。」
操「僕達ももうこれで本当に友達だよね。」
小町「富士見で近いし、」
公子「又一緒に遊びましょうね。」

   四人も駅舎へと入っていく。


健司「さ、俺達もボチボチ行くか。」  
磨子「ほーね。」
麻衣「三人で遊ぼ。ならまずは一回私の家によっておやつしてく?」
健司、磨子「賛成っー!!」
健司「やりぃーっ!!」

   三人、駅広場を出て宮川方面へとかけていく。
 

   (赤ちゃんの産声)

 
小口家
   珠子が赤ちゃんを抱いて帰ってくる。

珠子「せんちゃん、ただいまぁー!!」
千里「ママっ!!」

   慌てて奥から飛び出てきて珠子に飛び付く。

千里「ママぁっ!!うわぁーっ!!」
珠子「見て。せんちゃんの妹よ、せんちゃんはもうお兄ちゃんになるのね。仲良くしてあげてね。頼子ちゃんって言うのよ。」
千里「頼ちゃん…」

   恐る恐る頭を撫でて手を触る。頼子、目を閉じてはいるが、小さい手で千里の指を握る。

千里「はぁ…」

   歓喜に涙をぬぐう。

千里(僕…お兄ちゃんになるんだ。)

   うっとり

千里『千草オッパ…お元気ですか?何処にいるの?ママに赤ちゃんが生まれたよ、僕もついにお兄ちゃんになるんだ!!オッパにも会わせてあげたかったな赤ちゃん…又いつしか再会できるかな…したいな…大きくなったら…オッパ…』


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