碧の空 1 探検隊・じくう。 時の停止を食い止め、 ダークライを倒した探検隊として ほとんどに知られている。 その前からも腕のいい探検隊と名を派せ、 新人見習いでプクリンのギルドの遠征に参加し、 そこでは何かしらの発見をしたと仄めかされている。 何匹もの先輩を追い越して卒業試験の資格を手に入れた後、 恐ろしい試験にみごと合格、最短記録の卒業を果たした。 チャームズやレイダーズにならぶのではないか、とも噂されていたが 彼らにはあまり興味が無いのが現実だった。 困っているポケモンがいるのなら たとえ★9ランクだろうが最下位のEランクだろうが手を抜かずに全力を尽くす。 それが彼らの主義であり信念であり、マスターランクの称号はその結果だった。 リーダーである スカイはメスのイーブイ。 公的・個人的親友が多い。 彼女の抜群の戦闘センスには多くの挑戦者が集まってくる。 それは彼女一個人でもあり、探検隊同士の決闘でもあった。 結論から言うと、彼女は個人戦でも団体戦でも負けたことが無い。 そして敗れたポケモン達は彼女の強さを知り、その天才性を知り・・ 仲間になりたいと願うのが常だ。 探検に参加できないのがほとんどだが、誰一人として文句を言うものはいない。 みな、彼女の判断に異議を唱えるものはいない。 誰かが言ったが、『自分達は彼女に惚れたんだ』だそうだ。 準リーダーのタイムはオスのコリンク。 リーダーのスカイの陰に隠れてしまっているようでもあるが、彼の実力は確かなものだ。 個人戦はあまり得意ではないが、チームの動きとタイミングを計る能力はスカイに匹敵する。 驕らずつねに腰低な姿勢が性格で、威張っていたりはしない。 臆病なところはあるが優しい心の持ち主で、 いざというときの決断力も持ち合わせている。 この2人が、旅に出ると言ったときにだけ、チームに亀裂が生じた。 みんな彼らを心から信頼していた。 しかし自分達を置いていこうとするのは許せない。と。 しかし。 「みんなには、留守を任せたいんだ。」 ・・その一言でまとまってしまうのだから、重度の病気だと第三者は思ったが。 とにかくそれだけ、彼女の「信頼しているよ」はそれだけの価値があり、彼らは彼女を同じく信頼していた。 ・・ようはベタ惚れ。 |