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読んでみて…ね?
守ってあげるよ(美形ヤンデレヤクザ×平凡)2
続きです!
少し月日が経っています!

そんなことがあって俺は赤瀬 というヤクザに拾われた。
俺は17になった。
赤瀬はいくつかはわからないが30かそこらだろう。
こんな平凡な俺の何処に魅力を感じるのかはわからないが、赤瀬は俺を好きだと言う。
赤瀬は美形だ。それもとてつもなく。
たまに次元が違うと感じてしまう。それでも赤瀬は俺が好きなのだ。俺だけを。


「きお!」
可愛らしい声が聞こえる。
これは弟のユキだろう。
きおと言うのは俺の名前だ。
弟は平凡な俺とは違い、とても可愛い顔をしている。
そして赤瀬に恋をしている。
俺は譲ってやりたいくらいなのに。赤瀬に執着され続けているのはとても辛い。

「ねぇきお、俺ね赤瀬さんにお菓子つくったんだけど…」
赤い顔でこちらを見る。相変わらず可愛い顔だ。
俺はいいんじゃない、と上の空で答えた。
「きお!なんで真面目に答えてくれないの!俺頑張ったのに!」
するとユキは癇癪を起こした。
可愛らしいユキはいろんな人から好かれていて少しでも自分の思い通りにいかないと癇癪を起こすのだ。
「きおはずるい。赤瀬さんに好かれてて!ムカつく!平凡顔のくせに!ずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるい!」
可愛い顔を鬼のように歪めて俺に言葉をぶつけてくる。
悪いが慣れてるんだ。その手の言葉は。
赤瀬のそばに無理やりいさせられているから。
俺だってヤクザには逆らえない。

「ごめん」
俺は謝る。理不尽なことだが、面倒なことにはしたくない。
「はぁ!?舐めてんの!?」
ダメだったようだ。
「大体あんたみたいな平凡が赤瀬さんに近づくなんておかしいんだよ!身の程知らず!」
いつの間にかあんたと呼ばれている。
身の程知らず…か。

「聞いてんの!?このッ…!」
あぁ…殴られるのか…なんて思って目をつぶる。
すると、
「いい加減にしてね〜いくら弟でも怒るよ?」
赤瀬だ。
かなり怒っているようだ。
「あっ、赤瀬さん…」
ユキは震えながら、それでも自分を可愛くみせるように上目遣いで赤瀬を見る。
「キモい。男が上目遣いとか。きおは何しても可愛いけど。」
赤瀬には効かないようだ。最後の一言余計。
「…っ、だって赤瀬さんがあんな平凡選ぶかっ!?」
全てをユキが言い終わる前に赤瀬がユキの顎をつかむ。美し過ぎる顔をユキに近づけ、
「きおは、可愛いよ?キタナイお前なんかより。」
と囁く。
ユキは赤いのか青いのか良く分からない顔で俺をにらみつけると走ってどこかへ行ってしまった。
「フフ、ねぇきお、俺を怒らせて楽しかった?」
あぁ、楽しかった。お前はいつも飄々としてるから。
「ねぇ俺はいくら色んなヒトに口説かれても墜ちたりしない。だってさ、俺が、きおをミツケタカラ…」
赤瀬はまたフフと笑うと俺の手首を痛いほど掴みズルズルと引きずって部屋に運んだ。
俺はまだ開放されない、まだかいほうされないままなんだ…。









あとがき
続くのか続かないのかよくわからないのですね
きお視点です
きおはあまり喋れない。
赤瀬が閉じ込めていたからかな…(^_-)-☆
とりあえず日にちあけてまた考えます

進むの?

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