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読んでみて…ね?
守ってあげるよ(美形ヤンデレヤクザ×平凡)
ガタガタと奥の部屋から音がする。
「赤瀬さん、どうしやすか?」
赤瀬 と呼ばれた男はそちらをちらりと見ると、
「…とりあえず行く。」
と返事をした。返事をされた男は嬉しそうに ウス、と了承した。
赤瀬は美しい顔立ちをしている。スラリとした足やひきしまった上半身がさらに美しい顔立ちを際立てている。
奥の部屋に近づく度に子供の泣き声、それをなだめている子供の声がする。
そしてたどり着くと、鍵がかけてあったらしいドアを簡単に蹴破ってしまった。
そこにいたのは…

「あ…」
小さい子供がこちらを見ている。
赤瀬はその子供の目が気に入った。
まだ赤ちゃんなのだろう。泣いている。でもそんなことはどうでもいい。この小さい子供がほしい。
「お前…、悪い人なんだろ…?母さんが言ってた…!悪い人にユキはわたさないからな!」
小さい子供は必死に大声をあげて赤瀬に訴える。
「悪い人…ねぇ…」
赤瀬はすこし考えるそぶりをした後、
「俺が悪い人ならお前の母親はもっと悪い人だな」
にやりと笑ってそう言った。
小さい子供は震えながら
「そんなことない!ない!ないんだ!」
癇癪を起こしていた。
赤瀬は我が意を得たり、と言う風に
「なら確かめろ、お前の母親はお前とそのガキを捨てたんだよ。」
小さい子供は衝撃をうけたような顔をしている。
「俺は赤瀬、お前を救いにきたヒーローだよ」
赤瀬はこれ以上ないくらいの美しい笑顔で小さい子供を見つめた…

つづく

あとがき
続きます!グダグダでもいいじゃない!

進むの?戻るの?

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