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あ行
一縷の願い/鏡音レン(鏡音リン)
作詞・作曲 囚人P



明けぬ夜覆う街に
月の光はもう届かない
二度と戻らぬために
選び抜きなさい
人類が行く道

生身の人間はもういない
痛みを失った世界
痛みを知らないプログラムの
つけは世界を覆う

血も涙も流れない
心さえも痛まない
新人類の脅威

残された旧人類の
果たすべき使命は
そう遺伝子を未来につなぐこと

何処で曲がってしまった??
戦争はまだ終わらない
耳の奥に残る言葉
「お前らだけは生きるんだ…」

覚めぬ夢見る街に
人の鼓動はもう聞こえない
せめて悔やまぬ為に
見守りなさい
人類が摘む意思

生身の人間はもう死んだ
二人の兄妹を除き
二人に残した一縷の希望
時空軌道インターフェイス

歴史のベクトル上に
搭乗者となった人間を
ロードする装置

人類最後の兄妹の
果たすべき使命は
そう歴史を新たに作ること

記憶も身体も失って
僕にはもう戻れない
やるべき事分からなくなって
「なぜ僕は泣いてるんだ…」

迫る新人類が
追いつかれたら 喰い尽される
君が喰われる前に
全てを0へ 僕が今行く道

鳥で 飼い主で
囚人で 病人で
戦士で 待つ人で
孤児で 兄弟で

いったいどれだけの
時をめぐりうちらはここへきた
いつの時代もあなたがいた
大切な物なんです
亡くしたくないものなんです

覚める夢見る街が
ここから先は もう戻れない
君がいるこの時代は
幸せだった そうだと
言うために

「上へ参ります」




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あきゅろす。
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