serial story
20
こいつの眼は琥珀色をしていて、すごく綺麗な色だ。と、思う。
どうでも良いけど。
けど、何かその目はとても珍しい物を見るかのように・・・いや、どちらかと言うと驚いている目だ。
俺を見たまま固まっている。
そりゃ、まぁ、殺そうとしてる相手がいきなり現れたんだから、当然と言えば当然か。
...。
にしても驚きすぎだろ。
ちょっとは反応しろよ。
意気込んで来た俺がバカみたいだろうが。
俺はその視線に耐えきれずに声を掛ける。
「な、何だよ。」
俺は完全に逃げ腰です。
そこまでしてます。
だが、それでも反応がない。
痛いくらいの沈黙が室内を覆う。
こんな時どうすれば良いのか。
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