serial story
18
『警視庁』そう書かれてある門前で、俺は立ち止まる。
着いてしまった。
今日が俺の命日だ。
俺は門の所に立っている人に斎藤のいる所まで案内をしてもらう。
「こちらの部屋です。」
俺はその扉の前で、ゴラリと唾を飲み込んだ。傘を持っている手にもカがこもる。
覚悟を決めろ!!俺っ!!
俺は意を決して扉の戸をたたいた。
コンコン
無機質な音が長い廊下に響いた。
「はい。」
斎藤の声だ。
俺は、扉をゆっくりと開けた。
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