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serial story
15
それは、俺が傘を片手に歩いていたときのことだった。



たまたま、買い出しに出ていた剣心と出くわしたのだ。






「おろ?左之。」





「剣心じゃねーか、買い物か?」





「そうでござる。左之こそどうしたでござるか?こんな晴れた日に傘を持って。」




剣心の眼が俺の持っていた傘に留まる。




「あぁ、これは・・・。」



そこで、昨日の出来事を剣心に話した。




そしたら、第一声が



アレだったわけだ。




「いや、でも剣心。斎藤は、藤田五郎という名の仮面を被った猫を被った猫被りヤローなわけで・・・。」



「日本語がおかしいでござる。」




剣心の鋭い突っ込みを受けながら、俺は猫被りヤローと言う意味について説明をした。


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