短編
2
部屋にはいるなり俺は布団に突っ伏した
そんな俺を男は仰向けに転がし
ネクタイに手をかける
グルグルと頭が回ってる気がして額に腕をのせて顔を隠せば
そっと腕をとられ唇に和らい感触
ノックするように唇を舐められ
うっすらと口を開ければ舌が入ってくる
「んっーー」
鼻から息が抜けたような声がでた途端後ろに指を入れられた
いつのまにかシャツは全てはだけて
ベルトも外されている
指にはローションが塗られていたのか、痛みはなく
むしろ冷たくて気持ちいい
迷うことなく指は俺の感じる所をかすめ
「ーーぁっーーん」
ピチャピチャとよだれか、ローションかわからない水音がなり
前を勢いよくすかれる
「やっーーあ、やだーーー」
いきなりの刺激に眩暈がして手足を軽くバタつかせて拒絶すれば
両足を肩にのせられ勢いよく突き上げられた
「ーうぁっ！ーーはっ」
その瞬間俺は射精してしまい
身体から力が抜ける
「ーはぁーーーはぁーー」
荒い息遣いを繰り返していると
頭をなでられ俺が落ち着くまでまってくれる
だけど中にある物の質量は凄く
そしてあつい
興奮しているのがわかる
だけど、俺のために我慢してくれてる
その優しさが嬉しい
前髪を軽く引っ張られうっすらと目を開けるとキスされ、そのまま緩やかに突き上げられた
「んーーーんーーーんぁー」
突き上げられるたびに声が漏れる
男の顔は近すぎてよくわからない
だけど、髪は光に反射して赤紫に光っているのは見える
そっと手を伸ばして髪を撫で上げると
髪質は硬い
きっと染めすぎていたんでいるんだ
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