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短編
3


不快っつーか、違和感っつーか、
なんか頭が少し冷静になってきた

冷静になるとなんだか恥ずかしい物で

「痛いか?」

いたわってくれるセリフからは余裕を少し感じ
俺はさっきの涙を思い出して羞恥で内心あらぶっているって言うのに、こいつは………

「どうした?」

耳にそのままチュッとキスをしてきて今だに甘い雰囲気をだしてきやがる

そのキスに感じたのも事実

俺は全身で幼馴染を感じてるのに幼馴染はアソコでしか俺を感じてない
その差がなんだかイライラする

だから、幼馴染の首に舌を這わせてみた
ビクってなって俺から離れようとしたから手をほどいて首に巻きつけこっちに引き寄せる

そんで首と肩の境目あたりに唇を寄せて、
どうしていいかわからずにとりあえず

「いってぇ!なに噛み付いてんだよ」

噛んでみた
あ、歯型が綺麗に残ってる

「おい!」

ペチっと頭を叩かれ

「クソが、」

ボソリと暴言を吐かれれば少しだけイラっとくる

「うるせー」

暴言を吐き返せば

「てめっ!覚えてろよ」

唇をガンッ!ってぶつけるようにキスをして俺の舌を吸い出さんとばかりにしゃぶりついてくる
そのままゆるゆると腰が動きだして、

「……ん…ふっ、…」

何も言い返すことができなくて
俺の喘ぎ声は全部幼馴染の口の中
俺の気持ちは全部幼馴染の中に吸い取られていった




ただ、キスマークをつけようとしただけなのに
俺のだって印をつけたかっただけなのに
付け方がわからなかっただけなのに
だから、とりあえず噛んどいただけなのに

その後3回もやるなんて酷くね?



_______________
でも歯型でも跡は跡、だから満足






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