[携帯モード] [URL送信]

 捨てられぬ恋心 、完  
  どんな君でも僕は 、







キーコーンカーンコーン



「 食堂行こーぜ、灰吏 」


「 あ?うん、行こーぜえっ 」


授業が終るとおれのところに
友人の壮大がお昼ご飯にさそってきた。

食堂、か..

キャーキャー煩い食堂を思い出すと
身が重たくなるが
この学園の食堂はほんとに美味しいから
行くと決めた。


そう、綺羅が最近この学園に編入してきた
男といちゃついていても。


「 あいつ.. 」


食堂に着きおれと壮大の目に映った人達に
壮大は低く唸る声を出し視線の先の奴等を睨んだ。


「 おい、朝陽これ食うか? 」

「 んえ!?綺羅くれんのか!? 」

「 ああ、やる食え 」


っ..、やっぱきっついなあ.

視線の先には昨日別れたおれの元恋人の綺羅と
編入生の内騰朝陽がいちゃついて居た。


「 なあ、灰吏良いのかよ? 」


「 ん..、うんおれ等別れたから 」


いちゃついてる二人を視界にいれないように
視線を反らそうとしたら
綺羅と視線があった
その途端さっきまで内騰朝陽に向けていた
視線とは違う冷めた視線で睨まれた。


え?なんでおれ冷めた視線で見られんの?


内心少し傷付きながらも
気にする素振りなどみせずに
いつもの調子で振る舞った。











 ( Back ) ( Next )
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!