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大目玉を6人と3匹から喰らうはめになった。


やばいやばいやばいやばい。あたしはそこまで…いや、かなり自分的にかわいくないのは知っている。無表情で何思っているかとか、何考えているとかよくわかないって言われるし、人に気が使える様なほど。優しい性格ではないし、いわゆるツンデレだとか、なんだとかっていう自身はない。どっちかっていうと、関西地方の素敵なマダム!っていうか、悪く言えばオバサンだって自覚している。いやいや、と、とととととりあえず、今起きていることを物事の始まりから説明しようと思う
。オッス、おら不和はじめ。年は…!ってちっがーう!もう何話して、ここで自己紹介してるんだ!いい加減にしろ!管理人!っていうか、これでさえ危険な状況なのに、何をしようとしているんですかっつーの!こんのボケぇ!話がそれた。話を戻して、だよ。
スーパーからの帰り道。すこし速足で家に向かう。もちろん私は発熱中なので、そこまで速足でもないが。それは今はいい!100歩以上譲ってやろう。曰く速足で帰路に向かう間に遭遇しちゃったんだよね。レ ム レ ス に 。いや、こんな街中で変身するわけにもいかないし、どうしようも立ちすくんでいたら目線があったったんだよねー。ホークス・アイと。ほんと、もうヤダ。

「あら、あんたこの間の」
「…ど。っちらさんですかね!」
「レムレスさん。あの子もやっちゃってください!」

や っ ぱ そ う な る の ね !嫌な予感はこれか、と思いながらのろのろ足を動かしだす。うん、まっすぐ帰ればよかったかもね。自己犠牲の塊なんだから自分は、きれいな夢を持っているわけではないが、やはりこれはこれで癪だ、だから逃げる。そして、こんかいの冒頭になるわけだが。本気でやばい、頭は回んないし、足は動かないし、体はギシギシするし、なにこれ馬鹿なの?…違うか。余計なことを考えている暇はない。大事だから何回も言うよ、暇 な い よ ね 。

「しつこいですね、チャッチャとしてくださいよー。」

今日、醤油とか買うんじゃなかった。なんて、今更後悔、返品なんて受け付けてくれないし、自分の身は自分で守らないといけないのか、なんて思いながら、一気に仕掛けてるために、いくために、180度回って飛びひざ蹴り。明日は筋肉痛だろうかね。と生身の人間VSレムレスの戦闘が始まる。目隠しさえしていれば変身だってできるのに、どうしようか、いったん撒いている間に何かあったら困るし。悩んでいると、鶴の一声ならぬそれがやってきた。「まちなさい!」あぁ、よかった。なんて心の奥で漏らす。

「なに、あのどんぐりみたいなずんぐりむっくり。」

しめた、意識がむこう向いているのを好奇と言わんばかりに、荷物をベンチの上に置いて、私は木の裏に隠れてサッと変身するために呪文を唱えて上げる。「セーラーエリスパワー。」…あれ?セーラーエリスパワー!って嘘!もしかして、サンセットライダー忘れてきたかも。あぁ、もう!なんてことだい!なんて叫んでビニル袋を握りしめて走り雄たけびを上げる。視線が集まるのも気にせず、調味料の入った袋をかぶり上げて、レムレスの頭に命中!よっしゃざまぁ!とか思いつつセーラームーンを急かし、今回の事が終わりを迎えた。もちろん、私は変身もせず敵に飛びかかったことうやら、黙っていた熱がぶり返したことで、大目玉を6人と3匹から喰らうはめになった。


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あきゅろす。
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