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もーまんたい。
6.ローザ。

「ねぇ」
「ローザ、どうかしたか?」
「どうかしたか?じゃないわよ、その手」


示された先に見えたのは、ダラダラと流れる赤。

「あ。」
「あ。じゃない、ほらすぐにケアルかけるから」
「いや、大…「大丈夫じゃないでしょう、いつも、そうやって無茶ばかり。」」

あなた達双子は何を考えてるのかしら!私に黙って!ブツブツ文句をいいながら傷口に触れて様子を見る。傷口に光が集まり。傷口はまたたくまに、何も見えない。

「ありがとうローザ。でも」
「でもも、なし。魔法には数限りがるから、使いたくないんでしょ?分かってるわ」

クスクス笑ってローザは横に腰を下ろす。柔らかな光の匂いが風にのり、届く。

「分かってるなら「分かってるなら使うな。でしょ」」

考えてることを全て読まれている。そういや、いつもこの流れだったなと思い返す。

「長年使ってるから、限界だって分かるわ」
「だがな」

いざ。と言うときに限って魔法が使えなかったらどうするつもりだ?

「それは。」

二の句を告げないローザに追い討ちをかけるように一言かけた。

「  、          。」

その言葉は、風によりかき消されローザの耳に届かない。

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あきゅろす。
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