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「カイン!フレ「家を壊すな!」」

「おいサメラっ」
「離せカイン!」
「お前、いくつになっても頭に血を登らせるな!」
「お前を差し違えて…?」
「その一個前だ!このど阿呆!!」

怒号が飛んだ。魔法を纏う拳が少年の頬を捉えた。線の細い少年は、サメラにより窓辺に飛ばされた。

「おいサメラっ」
「離せカイン!」
「お前、いくつになっても頭に血を登らせるな!」
「カイン!フレ「家を壊すな!」」

殴りかかりそうなサメラを風呂に行って来い。と追い出した。かなり不服そうだ。どうしてアイツの暴走を止めにゃあならん。とため息をついて、頭を抱えた。

「ガウェイン…だったか」
「好きに呼べば。」
「ああ。ガウェイン、アイツが怒ったの、解るか?」
「…姉ちゃん置いてきた事に腹立ててるの解るんだけど、それが、怒るに繋がるか解んねぇ。」

頭に血が上っててもしっかりサメラは机にホールドをかけていた様で卓上のスープが散らかってないのは、凄く助かった。と思慮に入る。あいつならば。と考えたらすんなりとカインは答えに行き着いた。


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