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we love need love.
私がこの国。バロンに来てしばらく。…しばらく?いや、来て、かなりの時間が過ぎた。
バロンで伴侶を得て、一般の出の兵の役職の願い叶わず、いきなり近衛兵長になったり、子どもみたいな上司であり片割れのセシルに騙されたり、騙したりした日々をも経て、私の…サメラ・ハイウインドの身の回りが一気に加速するのであった。
「私に客だ?」
「はい。サメラ兵長にぜひと」
こんな珍事はまったくもって初めてだと。サメラは自分の執務室で、感慨深く頷いた。どうせ私の知り合いならばと、サメラはセシルとも合わせておこうと、思考に至った。
これが全ての始まりだと、彼女自体思ってない。
いざ立ち上がれ祖国計画。
we love need love.
「そんな話だったんだ」
「ま、私の名を呼んでいるんだ。お前も知っておいて損はないだろう。そろそろ時間だ。」
「兵長。間もなく「はよせんか!」はいぃっ」
ったく。バロンに落ち着いてから、イライラが増したような気も…
「ほらサメラ。久し振りに会うんだろ?」
前言撤回根元はコイツだ。ギリギリと睨みつけるように視線を送れども彼セシルには無意味なのだ。
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