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もうまどろっこしい!

早くこなければ、君の大事なローザの命の保証はできん。「るさい黙ればいい。」

サメラは小刀をスピーカーの様な場所に投げると音は静かになった。

「要は、一番上で、死合いだな。遠回しに言いやがって皆殺しにてやらぁ。ゴルベーザめ」
「サメラ?」
「あぁ、ちょっとしたヤケだ」

愛着ある大刀も持ってこれなかったし、磁力の洞窟の時と同じ装備で、新たな所に行くのには、少々抵抗があってな。と、放ちながら辺りを見回し魔物を探す。

「このフロアを一周、それから次の階に行く。」

妙に広い階層のはずだ、細々回るほど、時間は掛るが道のりの予想が出来る。
経験値にも、ギル稼ぎにもなるからな。異論は居ないな?おそらくは、この上層にカイナッツオみたいなのがいるだろう。そのためにも、経験を積むのも必要だ。それに戦いに慣れない奴が、戰場に出るのは危なっかしいからな。

「あぁああああ。なんか、もうまどろっこしい!先に行く、亡骸を探して歩け!殲滅させながら行く!」

まっすぐの銀をぐしゃぐしゃになるほど、頭を掻いてからサメラは先に先にと歩きだした。

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あきゅろす。
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