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言魂を飛ばす草。

「ギルバートの竪琴の音色か」

ギルバートはここまで来れるような身でない。なら何があって音色が來ているんだ?。

視線を動かして音の出処を探す。クリスタルの床に見知らぬ草が一つ。

「……言魂を飛ばす草。ひそひそ草か」

噂は聞いたが、実物をみるのは初めてだ。

「おお…。」
「この温かな音色は…」
「ギルバートの竪琴だ」
「…」
「ナンダ!コノ フカイナ オトハ!グ…ゲゲゲ」

ダークエルフが苦しみ頭を抱えるのが見える。音が原因なのかと考えてみるが答えは見つからない。

「今だセシル!この音色が流れている間はヤツも磁力を操ることはできないはずだ。剣を剣を装備するんだ!」
「ありがとうギルバート!」

セシルが頷くのを見て、荷物袋を探る…あった。必要なものを鞄の中から取り出して異常がないかを見る。

「セシル、使うんだったらやる。ミスリル製の上物だ。さぁ、行くぞ。」

近距離ように爪を装備して、構えてる。

「ガゴゴ… ヨクモ! オマエタチ コロス…!」

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