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やけくそ。

その発言は人ではないと言っているようなもの。セシルも感付いて、貴様も…!唇を噛み締める。
姿を転換させて、バロン王だった人間は魔物に姿を変え名乗る。

ゴルベーザ四天王が一、水のカイナッツォ。

「……水生生物だな。亀だな。」
「姉ちゃん?。」
「水生生物は魔物との戦いでベテランになりそうな勢いだなぁ!姉ちゃん、本気で殴っていいよなぁ!」
「サメラ、さん?」
「神々の怒り使いまくりで大丈夫だよな!」

にぃ。と歪める口を見て、双子の魔道師はサメラを怒らせるんじゃないと、学習した。

「よし、パロム、サンダー系統使いまくれ。」

鞘から剣を抜いて、地面につける。

「直ぐに倒れるなよー。水生生物。」
「サメラ?」
「どーしたァセシル。ちょーっとヤケッぱちになってるから、馬鹿が潰れるまでそーっとしてるほうが身のためだぞォ。」

語尾に向かうにつれて、言葉の勢いは強まる。

「さぁ、死合だ!バロンなんて潰してやる!」

ヤケになったサメラは、地面を強く蹴りだした。

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