軍国バロン。
どうやら、水は豊かにあり、環境もいい、見える限りの森を見ると、環境の良さが伺える。
「サメラさん。」
「どうしたポロム。」
「お体、のほう大丈夫ですか?」
「うん、まぁ。だいぶマシ。」
胸一杯に空気を吸うと、背中に電撃が走る。その所為で、サメラは膝から、地面に崩れ落ちる。ポロムがパロムを怒る所を見ると、主犯はパロムだ。
「姉ちゃん、ごめん!!」
「いや、平気」
あはは、と力無く立ち上がって建物の中を見ると、セシルとテラが出てきた所だ。
「サメラ、大丈夫?」
「まぁ。一応な。……。」
「あんちゃん、これからどうすんだ?」
「ここに誰か流れついていないか、心配だが。」
「そうだね、誰かここに来てたら幸いなんだけど。それよりも、バロン城の内部の話も知りたいし。」
「じゃあ、酒場じゃな。」
ついでに飯も済ましとくか。と言葉を発せば、万歳して双子が喜んだ。頬を緩ませて、セシルの回りをはしゃぐ。
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