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禁術、メテオ。

「ミシディアの子供たちか。…ギルバートやリディアはどうした。…それにお主は。」
「あぁ、はじめまして…サメラです。」

会釈程度に頭を下げてから、セシルをチラリと見る。どうやら、セシルと彼…テラは知り合いみたいだ。

「バロンに向う途中、リヴァイアサンに襲われて……」
「死におったか!」
「……恐らく、生きている。そう願ってます。」
「…ローザもゴルベーザの手に。」

何か言いたげなパロムがポロムの方に行くのが見えた。とりあえず、捕まえて、余計な事を言わないように、言付ける。

「でも、あなたは、ゴルベーザのもとに向かったはずでは?」
「…ヤツほどの者を倒すには、手持ちの魔法だけでは無理じゃ。封印されし伝説の魔法、メテオをさがしていたんじゃが、この山に強い霊気を感じてな!」

だから、ここに来た。と、賢者テラが言う。隣のポロムが、メテオ習得に待ったをかけるが、どうやら火に油。焼け石に水。というやつだ。

「ところで、セシル、おぬしはなぜこの山に。」


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