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ホブス山とは逆。

「…ホブス山と、逆。」

目の前には、炎。
ホブス山は、氷。

数日前に起こった、現象の真逆だな。と感想を漏らした。

「パロム、出番よ。」
「言われなくたってわかってるよ!ブリザドぉっ!!」

パロムの手から冷気が飛んで、火の勢いが消えて、ポーズをとって、ざっとこんなもんさ。と胸を張る。

「「パロム」」
「おごり高ぶってはいけないと長老がいつもおっしゃってるでしょ」
「魔道師は、そうあってはいけないと、言っただろうが。」
「姉ちゃん、痛ェ。」
「痛く叩いた。」
「そうですよね!!サメラさん」

ステレオの怒声が利いたのか、サメラとポロムのフルスイングのゲンコツが利いたのか、頭を抑える。

「では、参りましょ、セシルさんサメラさん!!」
「そうだな。行くか、パロム置いてくぞ」
「待って!姉ちゃん!!」

そうして、四人で試練の山を登る。

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