緩やかな金が笑った。
緩やかな金が笑った。ローザの手が温かくて夢を見たのか、見なかったのか。解らない。
考えにふけると、鈍い音が鳴って意識を別方向に向ける。ふわりと浮いてる2つつの黒い何か。何を言うわけでもなく、そこに鎮座している
「とりあえず話しは後だな。ローザ、最後に一回だけケアルラを掛けてもらってもいいか?」
「えぇ…でも。」
いいから。とだけ、言葉を放つと躊躇いがちにケアルラを掛けてくれた。ありがとう。とだけ放って、インシデントソルジャーを掴んで、飛び出した。
「ルドルフ!」
「サメラ。」
名前を呼ばれたが、それにも反応をしめさず走る。黒の数歩手間で天に跳びインシデントソルジャーを長剣に姿を変えて、小さな黒に突き刺して、距離を一定開けて、手を振り上げる。
「サンダラ!」
雷が、金属に反応して黒に吸い尽くように雷が直撃した。ぷすぷす。と焦げたような煙をあげて、ガタリ。と地に落ちた。
「さぁ、最後の一つだ!」
「さすがルドルフだぜ。」
「……さぁ、いくぞ。」
静かな落ち着いた声が、部屋に広がり、隊列を組む。いつもの戦闘スタイルが、繰り広げられた。
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!